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100円ショップで買ったシリコンモールド型

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シリコンモールドのおすすめ使い方&絶対に覚えておくべき注意点

2021-03-05

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オリジナルのレジンアクセサリーを作る上で欠かせない存在と言えば「シリコンモールド」でしょう。

シリコンモールドとはシリコンでできた型枠で、100円ショップなどでも購入可能

と言うわけでこの記事では、シリコンモールド(型)の使い方や覚えておくべき注意点を紹介します。

※記事内の情報は執筆当時のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください

冷えたら固まる「おゆまる」(プラスチック粘土)を使ってオリジナルの型を作る方法もありますよ!

▼参考記事はこちら

レジン用シリコンモールド型おすすめ選び方

100円ショップで買ったシリコンモールド型

手芸ショップやホームセンター・100円ショップなど、様々なところで販売されているシリコンモールド型。

一つの型で1タイプしか作れないシリコンモールドもありますし、一つの型で10タイプ以上造形できるものも!

シリコンモールドは安価&消耗品なので、気に入ったものはどんどん購入して使って見るのがおすすめです

シリコンモールドを使って型取り

シリコンは耐熱性・撥水性(水をはじく)・離型性(貼りつきにくい)という特性を兼ね揃えた物質なので、レジンアクセサリーの型取りにぴったり!

硬化した後にシリコンを下から押し上げて反らせれば、完成したレジンクラフトを簡単に取り外すことが可能です。

レジンで作ったタピオカドリンク
レジンで作ったタピオカドリンク

上のようなタピオカドリンクを型なしで作るのはかなりハードル高めですが、シリコンモールドがあればレジン初心者でも驚くほど簡単にチャレンジ可能できるのが嬉しいポイント。

シリコンモールド型で作った猫のレジンアクセサリー
シリコンモールドを使って型どりしたネコのレジンアクセサリー

非常に使い勝手が良いシリコンモールドですが、以下のタイプはレジンクラフトに使えないので要注意

  • 製菓用など不透明なシリコンモールド
  • 耐熱性がないもの
  • 鏡面仕上げされていないもの

レジン液は光を照射して硬化させるので、透明か半透明であることは絶対条件(色が濃いとレジン液が固まりません)

またレジンは硬化する際に熱を発しますし、気泡を取り除くためエンボスヒーターを使う場合もあるので、耐熱性があるかどうかも要確認。

絶対条件ではありませんが、レジンの曇りやデコボコ感を出さないために「鏡面仕上げ」されているかどうかもチェックすることをおすすめします。

バジコ社のソフトモールド

100円ショップのシリコンモールドで納得がいく作品を作れない方は、一度PADICOのソフトモールドを試してみると良いかもしれません

バジコ社のソフトモールドは独自開発されたものなので、市販のシリコン型とは材質が違うのが大きな特徴!

シリコンモールド表面の鏡面加工が素晴らしいので、仕上がりがびっくりするほどきれいになりますよ。

シリコンモールド型おすすめ使い方手順

レジンクラフト用シリコンモールド

シリコンモールド型使ってレジンクラフトを作る際にまず行なうべき重要なことは「ホコリ・ゴミ取り」

モールドには目に見えない小さなホコリがついている場合が多いので、マスキングテープやセロハンテープなどで綺麗にしてから作業を始めましょう。

前回使った際の汚れ(ラメなど)が残っている場合はガムテープもおすすめです。

シリコンモールド型を使って作ったレジンアクセサリー
今回作りたいのはこんな感じのアクセサリー

まずは作りたいレジンクラフトをイメージしましょう。

シンプルに型だけ取りたいときはレジン液だけあればOKですが、中に封入したい際は必要なパーツや着色料も用意します。

ホコリを取ったシリコンモールド型
セロハンテープで見えないホコリも除去

しっかりホコリやゴミを取り除いたシリコンモールド型に…

シリコンモールド型にレジン液を流しいれる
できるだけ一点に一気に流し入れる

レジン液をできるだけ一気に流し入れます。

うまくいくためのコツは「必要な量を一点めがけてできるだけ一気に流し入れる」こと

モールドいっぱいに円を書くようまわし入れた方が広げやすいように思えますが、気泡ができやすくなるので絶対NGです

ポイント

中にパーツを封入する場合、まずレジンの薄い表面層を作って一度硬化させてからモノを配置します

なので、最初からレジン液を大量投入しないよう注意しましょう

※モールド全面を覆う量があれば十分

シリコンモールド型にレジン液を流し入れている様子
レジン液ボトルの角度は直角ではなく斜め45度くらいがおすすめ

必要な量を一気に流し入れられるかというのはかなり重要なので、もし残り少ないボトルを使う際は事前に逆さまにしておくのがおすすめ!

湯せんなどで軽く温めて粘度を下げておくのも一つの方法です。

シリコンモールド型に流しいれたレジン液を広げる

シリコンモールドに薄い層を作るのに必要な量を流し入れたら、型全体にレジン液が行きわたるよう傾けます。

爪楊枝を使ってレジン液を型全体に広げる

粘度が高いレジン液はなかなか広がらないので、エンボスヒーターで温めてサラッとさせのもおすすめ。

四角や星形などとがった角があるモールドは、爪楊枝などを使って隅々までしっかり広げます。

なお、爪楊枝を付けたり離したりすると気泡が入りやすいので、できるだけ一筆書きをする要領で広げて行きましょう

▼エンボスヒーターの使い方はこちら

シリコンモールド型にレジン液を流し込み硬化させる
途中硬化は軽く(30秒くらい)でOK

モールド内にレジン液がしっかりと広がったら気泡を取り除き、UVライトなどで途中硬化させます。

※動かなくすることが目的なので30秒程度でOK

シリコンモールド型にレジン液を流し封入したいパーツを配置

表面層が固まったら再度レジン液を流し入れ、封入したいパーツを配置していきます。

シリコンモールドでレジンアクセサリーを作る手順

これは意外と忘れがちですが、レジンクラフトが完成した際はモールドの底側が正面になります

シリコンモールドでレジンアクセサリーを作る手順
シリコンモールドでレジンアクセサリーを作る手順

なので、パーツの裏表や上下・左右などすべて逆になるよう配置しましょう

硬化させる前にシリコンモールドを慎重に持ち上げて、下から配置が正しいかをしっかり確認するのがおすすめ。

のぞき込むのが大変な時は、少しだけ持ち上げたモールドの下にミラーやスマホのカメラを置いて確認することも可能です。

シリコンモールド型にレジン液を流し封入したいパーツを配置

パーツを配置したら気泡が入っていないかどうか確認し、硬化させる前にしっかり除去します。

パーツを封入する層を変えたいときは先ほどと同じように途中硬化させ、さらに追加でレジン液を流し入れましょう。

シリコンモールド型内で着色

ラメやホロフレークで背景を装飾し終わったら、レジンクラフトの裏面にあたる部分(つまり一番手前の層)にカラーレジンを流し入れます(もちろん透明レジン液で仕上げてもOK)

カラーレジンで着色

こんな感じで全パーツを配置し終わったので…

UVライトで硬化させる

UVライトでしっかり最後の硬化をさせましょう(レジン液や厚みによって違いますが6分程度)

その後シリコンモールドから外す前に、裏返してさらに2分前後硬化させます。

パーツによっては紫外線を通さないものもあるので、表からだけでなく裏からもしっかりライトを必ず照射しましょう

完成したレジンアクセサリー

UVライトで硬化させた直後はレジン・シリコンモールド共に熱くなっているので、冷ましてから取り出しましょう。

熱い状態で型から外すとシリコンモールド劣化の大きな原因になるので要注意

取り出したレジンアクセサリーをヤスリで磨く
バリはヤスリで削り取りましょう

シリコンモールドからはみ出して硬化したレジン液をヤスリなどで綺麗にし、ピンバイスなどを使ってヒートンを取り付ければ完成です。

▼ピンバイスの使い方はこちら

シリコンモールド型を使う際の注意点や平らにするコツ

シリコンモールドの使い方注意点

シリコンモールドは消耗品で、使えば使うほど劣化していきます。

硬化直後の熱い状態でシリコンモールドからレジンを取り外すと劣化速度が速まるので要注意。

さらに、劣化したシリコンモールドは型から外れにくくなりますし、完成作品が曇ったり凸凹になることも!

それほど高いものではないので、取り外しにくいなと感じたら新しいものに交換するのがおすすめです。

UVレジン液で作ったネコのアクセサリー

何度作っても淵(ふち)が盛り上がってしまい、中心はなぜかへこんでしまうということもよくあります。

そんな時は、あえて真ん中が盛り上がるようにレジン液を流し入れましょう

レジンは硬化する際に縮むので、完成するとちょうど良い感じなりますよ。

シリコンモールド型(レジン用)おすすめまとめ

シリコンモールド型にレジン液を流し封入したいパーツを配置

少しずつレジン液やパーツを配置し途中硬化させていく手間を惜しまなければ、自分でも感動する素晴らしい作品を製作可能なシリコンモールド。

品質や値段がピンキリなので、本気で美しい作品を作りたいときはちょっと良い型にこだわるのもおすすめです。

※個人的にはパジコのソフトモールドが最強だと思っています

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