美しいレジンアクセサリーを作る上で欠かせないのが気泡の除去。
透明のレジン液を着色する際にはほぼ間違いなく気泡が入りますし、粘度が高いレジン液や100円ショップのカラーレジンも気泡が入る可能性がかなり高め!
あえて気泡を入れて作る場合もありますが、たいていは硬化前にできるだけつぶしておいた方が美しく仕上がるでしょう。
というわけでこの記事では、レジンの気泡を取り除く方法や覚えておくと役立つことを詳しく紹介します
※記事内の情報は執筆当時のものです。最新情報は公式サイトをご確認ください
レジン液の気泡を取り除く方法おすすめ3選
様々な方法を試してみましたが、硬化前にレジン液の気泡を取り除くために最も有効だと感じたのは以下の3つの方法
- エンボスヒーターで温める(圧倒的に早い)
- 一晩放置(無料)
- 爪楊枝で地道につぶす(大きい気泡には有効)
それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。
レジン液の気泡除去おすすめ①エンボスヒーター
「エンボスヒーター」とは先端から熱が出る機械のことで、もともとはカードなどにエンボス加工(盛り上がった装飾など)をするための工具。
先端が細くなっていて、スイッチを入れると約250度の熱風を噴射。
その熱風によりレジン液がサラサラ状態になり気泡が動きやすくなり、さらに気泡内の空気が温められて膨張するため見る見るうちに消えてなくなります
あまりにも簡単に気泡が除去できるため、一度使うと手放せなくなる方が多いはず!
デメリットはエンボスヒーターを買わなければいけないということですが、3000円前後で性能が良いものを買えるので早めにゲットすることをおすすめします。
なお、エンボスヒーターで温めるとレジン液はサラサラになるため、ぷっくり盛りあがったアクセサリーを作りたい場合はちょっとした工夫が必要になるので要注意です。
※例えばレジン液を何層かに分けて硬化させるなど
▼エンボスヒーターの選び方やおすすめは以下の記事をご覧ください
レジン液の気泡除去おすすめ②一晩放置
地味ながら無料でできる最強の方法と言えば「一晩放置作戦」
時間がある時にしかできない作戦ですが、エンボスヒーターを使うのとほぼ同じ気泡除去効果を期待できます。
一晩放置する際は、紫外線が当たったりホコリが入らないよう、アルミホイルなどでフタをしておきましょう。
二つ並べてみると一目瞭然でたった一晩放置するだけでほぼ気にならないレベルまで気泡が抜けています。
なお、気泡の抜け具合はレジン液の品質や粘度・室内の温度によって大きく異なります
私が主に使っているPADICOの「星の雫」シリーズは気泡が抜けやすい印象がありますが、100円ショップで購入したレジン液だとなかなか抜けないことも!
部屋の温度が低い時も気泡が思うように抜けない場合が多いので要注意です。
レジン液の気泡除去おすすめ③爪楊枝
爪楊枝など先の細いものを使って地道に気泡をつぶしていくというやり方もありますが、正直あまりおすすめはできません。
小さい気泡は爪楊枝では絶対に取り除けませんし、大きい気泡も爪楊枝を差すことによって分裂して余計悪化することも!
どうしても爪楊枝を使いたいときは、気泡があまり目立たない作品(薄いアクセサリーや透明度が低いもの)を作る時に限った方が良いでしょう。
レジン液に気泡が入らないようにするちょっとした工夫
気泡が入りやすい状況の一つは「中身が少ないレジン液ボトルを使う場合」
なので、レジン液の残りが少なくなってきたら、フタをした状態で逆さにして少し待ってから使用するのがおすすめ。
パーツやホログラムを封入する際も、陰になっている部分に気泡が発生する場合があります
一気にレジン液を注入して硬化させるとリカバリーが大変なので、パーツを封入する際は少しずつレジン液を重ね硬化させていくのがおすすめ。
レジン液を着色する際にかき混ぜる時も、注意しないと小さい気泡がたくさん入ってしまいます
特に要注意なのが筆を使ってレジンを混ぜたり着色する時で、毛管にある空気が大量に気泡として残ってしまいます。
調色スティックや爪楊枝で着色する場合も同じですが、一筆書きのようなイメージでできるだけレジン液から離さないように使うことが重要なポイントと言えるでしょう。
レジン液の気泡を除去する方法おすすめまとめ
レジン液の気泡を取り除くいくつかの方法を紹介しましたが、個人的にはエンボスヒーターを使用するのが最も効率が良くおすすめ。
PADICOの「星の雫」シリーズなど品質の良いレジン液を使用する場合は、ただ一晩放置するだけでも気にならないレベルまで除去されるでしょう。
上の画像はあえてエンボスヒーターを使わずに硬化させたものですが、小さい気泡が数え切れないほど入っています。
ただ、これくらいなら別に気にならないという方も少なくないはず。
趣味で楽しむ分には、あまり神経質にならないというのも一つの選択肢かもしれません。
※エンボスヒーターがあればこれくらいの気泡は一瞬でなくなりますよ
▼硬化させた後に気泡を発見したときのリカバリー方法はこちら
▼あえて気泡を入れて作る作品もありますよ
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