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ピンバイスの穴あけ作業

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ピンバイスの選び方やおすすめ3選!ヒートン装着のコツや使い方も紹介

2021-02-26

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レジンアクセサリーを作っていると、ヒートンなどの金具を差し込むために小さな穴を開けなければいけないことがよくあります。

電動ドリルがないと無理そうと思う方が多いのですが、実はピンバイスという工具を使うことにより力のない女性でも簡単に穴を開けることが可能。

と言うわけでこの記事では、ピンバイスの正しい使い方やおすすめの選び方を詳しく解説します

※記事内の情報は執筆当時のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください

ピンバイスはレジンアクセサリー作り必須の工具

レジンアクセサリー作りに不可欠なピンバイス

ピンバイスとは、電動ドリルよりも細かい穴を簡単に開けることができる手動のドリル。

さすがに分厚い金属に穴を開けることは無理ですが、レジンやプラスチック・薄い木材なら女性の力でも簡単に加工可能

貝殻に穴を開けてアクセサリーに加工したり、レジンが硬化した後の気泡修正にも使えるのが嬉しいポイント。

ピンバイスの先にドリルの刃をセット

ピンバイスの先にドリル刃をセットすることにより、好きな大きさの穴を自由自在に開けることができるように!

上の写真はドリル刃を交換できるタイプですが、ドリル刃が交換できない一体型も販売されています。

この後紹介しますが、使用用途によってうまく使い分けることにより作業効率が大幅アップ。

ピンバイスはドリル刃とセットで使用
ピンバイス用のドリル刃

先端に装着するドリル刃は、極細タイプ(0.3mm前後)から一般的な1.0~2.0mmまで多種多様。

ちなみに体感ですが、恐らく最も使用頻度が高いのはヒートン(Sサイズ)用の穴を開けるのに必要な0.8mmと1.0mmかなと思います

ピンバイスおすすめ選び方

ピンバイスおすすめ選び方

ピンバイスを選ぶ際に特にチェックすべきなのは以下の3点

  • 交換式か一体型か
  • 滑り止め加工の有無
  • サイズ感

先ほども少し触れたように、ピンバイスにはドリル刃のサイズを交換できるタイプとできないタイプ(一体型)があります。

コスパで考えるなら、本体とドリル刃が別々でさまざまなサイズを付け替え可能な交換式が絶対おすすめ!

逆に使用用途が限定されている方(Sサイズのヒートン以外には絶対使わないなど)は、一体型を購入した方が脱着の手間がないので使い勝手が良いはず。

大きめの穴(2.0mm以上)を開けることが多い方も、ドリル刃が固定されている一体型を選ぶのがおすすめ。

レジンアクセサリーが趣味の女性の手

特に女性は、ピンバイスのサイズ感や滑り止め加工の有無も要チェック!

手が小さい方は一回り小さいピンバイスの方が扱いやすいため、本体サイズを確認してから購入するのがおすすめです。

滑り止め加工付きピンバイス

また、親指と人差し指でつかむ部分に滑り止め加工がされているピンバイスも販売されています。

一般的にこの部分は金属の場合が多いのですが、女性だとつかみにくく感じたり汗をかくと滑りやすくなることも!

実際に使って見ると分かりますが、滑り止め加工があるだけで指先にかかる負担が段違い

手の小さい女性の方は、滑り止め加工付きのピンバイスも選択肢に加えることを是非おすすめします。

100円ショップのレジンコーナー

最近は、セリアやダイソーなどの100円ショップでもピンバイスを購入できるようになりました。

100円ショップのピンバイス
100円ショップ「セリア」で販売されていたピンバイス

100円ショップで販売されているのはドリル刃が固定された一体型が大半で、ヒートン用の穴あけに使える1.0mm前後のドリル刃もよく見かけます。

ただ、場合によっては1回使っただけで根元から折れてしまう場合もあるので、数本まとめ買いしておくと良いかもしれません。

ピンバイスの正しい使い方&ヒートン取り付けのコツ

レジンアクセサリーにピンバイスで穴を開けヒートンを装着

ピンバイスは、正しい使い方をすれば力をほぼ使わず簡単に穴を開けることが可能な工具。

今回は、ピンバイスを使ってレジンアクセサリーにヒートン用の穴を開ける手順やコツを写真で解説します

用途にあったドリル刃サイズを選択

まずは、開けたい穴のサイズにあったドリル刃を選択します(小さいサイズのヒートンなら1.0mm前後)

一般的にはヒートンより少し小さめに穴を開けることが多いのですが、穴が小さすぎるとヒートンをねじ込んでいく過程でヒビが入ってしまうことも!

ヒートンの先にレジンを付けて穴に差し込む様子

なので、1.2mmのドリル刃を使って少し大きめに穴を開け、ヒートンの先にレジン液を付けて穴に固定するのがおすすめの方法です。

ピンバイスにドリルを差し込む

ピンバイスの先は十字に切り込みが入っているので

ピンバイスにドリル刃を装着

必ず十字切り込みの中心にドリル刃を装着しましょう(ずれているとドリル刃が折れる原因になります)

ピンバイスにドリル刃をしっかり固定

ドリル刃を差し込むだけだとグラグラしているので、先端を回してしっかり固定します(繰り返しになりますが、必ず中心で固定しましょう)

ピンバイスのお尻を手のひらに固定

ドリル刃がグラグラしなくなったら、ピンバイスのお尻の部分を手のひらにあてて固定します

ピンバイスの正しい持ち方

親指と人差し指は、持ち手(先端に近いまわる部分)をつかみましょう

ピンバイスを穴を開けたい部分にセット

穴を開けたいポイントにピンバイスの先をセットし

ピンバイスの正しい使い方

親指と人差し指をクルクルまわして穴を開けましょう

強く押し込むように力を入れてしまうと穴がゆがんだりドリル刃が折れる原因になるので、あくまで親指と人差し指の回転で開けるよう意識するのがとても重要

ピンバイスの削りカスはこまめに除去

穴を掘り進めていくと、レジンの削りカスがどんどん出てきます。

削りカスが穴の中に残っているとヒートンを刺すときに支障が出る場合があるので、あまり貯めすぎずこまめに除去するのがおすすめ

ピンバイスの穴あけ作業
穴を開けたレジン

上の画像のような平らなものだと穴を開けやすいのですが、表面が湾曲しているような場合は事前に加工するテクニックが必要になります。

大きめの穴を開けたいときも、最初1.0mm前後のドリル刃で下穴を開け、その後もっと大きなドリル刃を装着して削っていくのがおすすめです。

ヒートンの先にレジンを付けて穴に差し込む様子

ピンバイスで穴を開けたら、ヒートンにレジン液を付けて穴に差し込みましょう。

ピンバイスで空けた穴にヒートンを差し込む
レジンアクセサリーにピンバイスで穴を開けヒートンを装着

UVレジンの場合、レジン液を付けたヒートンを差し込みUVライトで硬化させれば無事完成。

ピンバイスで削った穴は最初白濁していますが、レジン液が硬化すれば透明になるので大丈夫!

穴を開ける位置を間違えたときややり直したいときも、再度レジン液を注入して穴を埋めればリカバリー可能です

ピンバイスを使って硬化後の気泡を修正除去する方法

レジンアクセサリーにピンバイスで穴を開けヒートンを装着

どんなに気を付けていても、レジン液が硬化した後に目立つ気泡を発見することはよくあります。

※特にパーツを封入する場合は「隠れ気泡」が生まれがち

そんな時に活躍するのがピンバイス!

硬化後のレジン気泡を除去

まずは気泡のサイズにあったドリル刃を装着し、気泡に到達するまで穴を掘り進めましょう

硬化後のレジン気泡を除去する方法

後は、開けた穴からレジン液を流しこんでもう一度硬化させるだけ!

硬化後のレジン気泡を除去する方法
小さい気泡も対応可能

極細ドリル刃をうまく使えば小さい気泡も修正できるので、あきらめる前に是非チャレンジしてみてください。

▼参考記事はこちら

ピンバイスの使い方やコツ&おすすめ3選まとめ

ピンバイスの穴あけ作業

ピンバイスはレジンアクセサリーを作る上で不可欠な工具なので、できれば初期段階で買っておきましょう。

スタートは100円ショップのものでも良いかもしれませんが、個人的にはピンバイス+ドリル刃セットで購入した方が長く使えるのでおすすめ

ドリル刃は鉄製なので、水分がついてしまった際は錆びさせないため必ずしっかりふき取りましょう。

万が一キレ味が悪くなってきたら、自分で研ぐのはまず無理なので買い替えることをおすすめします。

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