無色でクリア(透明)なままでも美しいレジンクラフトアクセサリーですが、着色することにより作品の幅や味わいが一気に広がります。
と言うわけでこの記事では、UVレジンに着色する方法やおすすめ&覚えておくべき注意点を詳しく紹介。
レジンに色付けする方法はいくつかありますが、個人的にはパジコの「宝石の雫」シリーズが最も使いやすいかなと思っています。
※記事内の情報は執筆当時のものです。最新情報は公式サイトをご確認ください
レジンに着色する8つの方法&メリット・デメリット
レジンアクセサリーは、着色することでよりリアルなグラデーションや色合いを表現することが可能!
最初から色のついたレジン液を使う方法もありますが、自分で着色することによりカラーレジンでは再現できない絶妙な色味を出すことが可能です。
「着色」と聞くとハードルが高そうに聞こえますが、実は初心者でも簡単に色付けできるアイテムがいっぱい。
一般的によく用いられるレジンに着色する方法と、それぞれのメリット&デメリットをいくつか紹介します
レジン着色法おすすめ①レジン専用着色剤
レジンクラフト歴に関わらず恐らく最も多く使われている方法は、「レジン専用着色剤」でしょう
レジンの着色のために開発された商品のため、初心者でもほぼ失敗なく美しい作品を作ることが可能!
内容量は少ない(3ml前後)ですが一滴落とすだけで十分な場合が多いため、一度買うとかなり長持ちするのが大きな特徴。
そして、一つの色に濃淡を簡単に付けられるのも専用着色剤の魅力です
※例えば、青一色あれば「海の青」「宇宙の青」「サムライブルー」など複数の色合いを再現可能
100円ショップでも購入可能で、最近は一気にカラーバリエーションも充実。
ただ、100円で10色以上揃うアクリル絵の具などと比べると、初期費用はどうしても高めになってしまいます。
上の画像からも分かるように、同じカラーでもメーカーによって色合いや透明度がかなり違います。
ボトルの使いやすさも全く違うので、特に初心者の方はある程度こだわるのがおすすめ(100円ショップのものは1滴落としたい時などにかなり苦戦します)
様々なレジン専用着色剤を使用してみましたが、現状最も使いやすさ最強なのはパジコの「宝石の雫」シリーズ
品質が高いので発色が美しいだけでなく、退色しにくいのが嬉しいポイント。
透明度も高いので、クリア感のある作品を作りたいときにおすすめです。
上の画像からも分かるように先細ノズルのため、絶妙な分量を追加したいときに使い勝手が良いのも個人的に気に入っているポイント
この後紹介する方法と比べると作業効率が格段に良くなるので、特にレジン初心者の方はここからスタートすることをおすすめします。
※スポイトなどを使わないため片付けも楽です
「宝石の雫」は「基本の12色」に加え「新色10色(クリアカラーセット)」が販売されています。
すべて揃えるとかなり高額になってしまうため、最初は「基本の12色」+クリアカラーセット(フラワー/オーシャン)のどちらかを購入するのがおすすめです
※単色でも購入可能ですが、長い目で見れば一気に全色そろえた方がコスパが良くなりますよ
レジン着色法おすすめ②カラーレジン
オリジナルの色合いやグラデーションを出すのは難しくなりますが、最も手軽に着色する方法は元から色のついたカラーUVレジン液を使うこと。
ここ数年カラーバリエーションが一気に増加したため、より理想を再現しやすくなったのが嬉しいポイントです。
カラーレジン液最大の魅力は、価格の安さ&お手軽感
100円ショップでは4~5g入りのレジン液が販売されているため少量ずつ手軽に購入可能ですし、色むらが起きる心配もないので初心者にもおすすめ。
ダイソーやセリアなど店によってカラーバリエーションや色合いが違うので、まずはいろいろ購入して試してみると良いでしょう。
そのまま使うだけでなく混ぜて違う色を調色したり、透明レジン液を混ぜ薄くして使うことも可能
様々なカラーレジン液を組み合わせて使うことにより、専用着色剤を使った場合と同じようなグラデーションを再現することもできますよ。
レジン着色法おすすめ③アクリル絵の具
レジンはアクリル系物質なので、アクリル絵の具との相性も抜群。
100円ショップでは数色セットで販売されているため、コスパが圧倒的に良いのも大きな魅力でしょう。
上の画像のように、ほんの少しと混ぜるだけでしっかり着色します。
慣れるまでは少し大変かもしれませんが、ある程度極めると自分のイメージ通りの色を無限大で表現できるように!
透明感はレジン専用着色剤に劣りますが、独特のマット感が出せるのが嬉しいポイントです。
直接台座に色付けしてその上からクリアレジンを流し込むと、また違った味わいを楽しめますよ。
※100円ショップで販売されているアクリル絵の具の質はそこまで良くないので、慣れてきたら専門ショップで購入することをおすすめします。
レジン着色法おすすめ④マニキュア
100円ショップでも購入可能なマニキュアは、レジン液やミール皿の着色にも使用可能。
コスパが良くカラーバリエーションも豊富なのが嬉しいポイントで、100円ショップのもので十分楽しめるはず!
なお、入れすぎると硬化不良を起こすので要注意です。
アクリル絵の具と同じように、直接台座に色付けして使うことも可能ですよ。
レジン着色法おすすめ⑤カラーリングパウダー(粉末顔料)
100円ショップでも購入可能なレジン着色用の粉末顔料「カラーパウダー」
レジン液にカラーパウダーを混ぜ合わせるだけで着色できるので、使い方としてはそれほど難しくありません。
12色前後のセットで販売されていることが多いカラーパウダーですが、色々なカラーリングパウダーを混ぜ合わせてオリジナルカラーを作ることも可能。
白色パウダーをうまく使うことによりパステル調の優しい色合いや明るさに調整可能ですし、ラメ入りパウダーを使えば光沢感やキラキラ感も演出できますよ。
レジン液にカラーリングパウダーを入れる際は、少しずつ入れるのが大事なポイント!
上の画像のように爪楊枝の先にちょっと付けて入れるだけでも、予想以上に着色します。
液体着色料と比べると粉末は混ざりにくいので、時間をかけてしっかり混ぜ合わせましょう。
他の着色剤と比較してみるとこんな感じで、透明感という面ではレジン専用着色剤に少し劣ります。
カラーリングパウダーは細かい粉末なので、液体タイプより扱いにくいのがデメリットポイント
とても細かい粒子のためレジン液にはしっかり溶けますが、一度でもくしゃみをすると大惨事に!
服についてもなかなか取れないので、カラーパウダーのふたを開ける際は細心の注意を払って作業を行ないましょう。
カラーリングパウダーの価格はピンキリですが、個人的にはリュミエラのものが一番使いやすいかなと思います。
レジン着色法おすすめ⑥パステル(オイルクレヨン)
100円ショップなどでも購入可能なパステル(オイルクレヨン)も、レジンの着色に良く用いられるアイテムの一つ。
12色~24色のセットで販売されている場合が多いので、コスパという面ではかなり優秀!
ただ、実際にパステルを削ってみると、なかなか思うように行かないことが多いはず。
なので、最近は着色パレットに直接塗って、そこにレジン液を投入して着色しています。
実際に硬化させてみるとこんな感じで、透明感よりマット感が強めの作品が完成
思い通りの色を出すにはある程度熟練する必要があるので、初心者の方にはあまりおすすめできないかなと思います。
レジン着色法おすすめ⑦蛍光ペン
身近にある蛍光ペンを使ってレジンに着色することも可能です。
調色パレットに直接蛍光ペンを塗り、そこにレジン液を投入してよく混ぜましょう。
オリジナルカラーを作るのは難しいですが、覚えておくと良い方法かもしれません。
レジン着色法おすすめ⑧蓄光パウダー
レジン液に蓄光パウダーを混ぜると、暗闇で光る作品を作ることが可能です。
100円ショップでも購入可能なので、まだ使ったことがない方は一度チャレンジしてみるのがおすすめです。
クリアレジン液をに蓄光パウダーを混ぜるだけでも味のある作品になりますが、さらに他のカラーをプラスすることにより一気に作品の幅が広がりますよ。
レジンの着色に必要な材料・道具や手順やり方
今回はパジコ「宝石の雫」を使ってレジンアクセサリーを着色していきます。
必要な道具・材料は以下のような感じ
- 調色スティック(つまようじ)
- 調色パレット
- レジン専用着色剤(宝石の雫)
- UVレジン液
- シリコンモールド(型)
- UVライト
まずはシリコンモールドにクリアレジン液を流し込みUVライトで途中硬化
途中硬化させた表面層の上にさらにクリアレジン液を流し込み、パーツやホロフレークを配置します
調色パレットにクリアレジン液を入れ「宝石の雫」を1滴注入
※濃くなりすぎて薄めるより足りない分を追加する方が圧倒的に楽なので、1滴ずつ入れましょう
調色スティック(つまようじでもOK)で色が均一になるよう混ぜます
※激しく混ぜると気泡が入るので要注意
色を濃くしたいときやオリジナルカラーを作りたいときは、少しずつ「宝石の雫」を追加!
オリジナルカラーに着色したレジン液を乗せてUVライトで硬化させれば
オンリーワンのレジンアクセサリーが完成です。
レジンを着色する注意点
着色料は入れすぎると硬化不良の原因になります。
先ほども少し触れましたが、着色料を入れる際は少しずつ追加して行くのが鉄則
また「宝石の雫」の白色は他のカラーと違い粒子感があるため、ふたを開ける前に10回程度振り、さらに調色パレットの上でサラサラになるまでよく混ぜましょう(3分程度)
オリジナルカラーに調色したレジン液が余ってしまった際は、フタ付きのカップなどに入れ保存しておくのがおすすめ。
空き箱やアルミホイルなどを使い紫外線が当たらないよう保管しておけば、次回も問題なく使用可能です。
※保存しておくと気泡が自然と抜けていい感じなることもありますよ
レジンおすすめ着色法&注意点まとめ
着色の基本を覚えると一気に幅が広がり楽しくなるレジンクラフト。
いくつかの方法を紹介しましたが、個人的にはレジン専用着色剤を使うのが一番おすすめ
お値段は少しだけお高めですが、品質や使い勝手を考えると「宝石の雫」を使うのが最も初心者の方におすすめです。
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